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これがゴア・ガジャ(像の洞窟) |
ウブドから約5km東にある11世紀ごろの古代遺跡です。
「ゴアガジャ」と言うのは、バリにある遺跡の一つで「像の洞窟」と言う意味になります。
バリでは昔から大きなものを「ガジャ」つまり「像」と呼んでいたために、この遺跡の名前も「大きな洞窟」と言う意味で「ゴアガジャ」と名づけられたようです。
発見したのはヨーロッパ人で1973年の事です。発見されたばかりの頃、入り口にある大きな顔のほとんどは崩れ落ちていました。ただ、耳には耳飾があったので、バロンダンスのときに戦う、魔女のランダではないかと考えられました。入り口に怪物の彫刻をするのは魔よけの意味があるからです。
洞窟の奥行きは13メートルあり、一番奥が左右に分かれています。洞窟の中の壁には奥行き1メートルくらいの横穴が15個掘られていますが、これは瞑想する場所です。一つだけ奥行きが2メートルほどの横穴がありますが、これは寝床に使ったと言われています。
左手の奥に「ガネーシャ」という像の姿をした石像がありますが、これはシワ神の子供で「知恵の神様」です。
反対側の右手に、三つある石像は三位一体(風の神、火の神、水の神の三つの神を意味します)のヒンドゥーの神を現しています。それぞれが上下に分かれています。上が丸い形をしていますが「リンガ」と呼ばれます。一方下は四角い受け皿のような形をしていて、「ヨニ」と呼ばれています。これは天と地、男と女、陰と陽といった、相反する二つの極を表わしていると言います。
いつも観光客で賑わうゴア・ガジャですが、遠い昔山の中に埋もれていたその頃の静けさを今も感じることが出来る遺跡です。 |
上から見た景色 |
境内の様子 |
入口に並ぶおみやげ物屋さん |
水浴び場の女神像 |
三位一体の神様の像 |
ガネーシャ神 |
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