クリサン川とブタヌ川に挟まれた町がタンパクシリン。そのタンパクシリンの北はずれにあるティルタ（聖なる水）という名前の寺院です。
泉の側に石碑が一つありますが、そこに「インドラジャヤ・シンガ・ワルマデワ」と言う王様が西暦360年に作ったと書かれています。
この事から、バリ島にヒンドゥー教徒が入ってくる前に作られたものだと言うことがわかります。
神話によりますと、この泉は魔王に殺された神々を生き返らせた泉だと言われています。
泉には「浄化の水」「魔よけの水」「解毒の水」の三つの水があります。
そして今なお、それぞれの泉に効き目があると言います。
例えば、悪い夢を見たときや、病気になったときなどバリ人はここにやってきます。
そして、この寺院のお坊さんに頼んで泉の水を頭にかけてもらいます。
そうすると悪夢は消えてしまい、病気は治ってしまうといわれます。 |
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